25歳を過ぎた頃、祖父に連れられ酒井阿闍梨さまに初めてお目にかかり、護摩供にお上りしました。
それ以来、祖父にお供をし、護摩供のお参りに毎月京都へいきました。
祖父は、私が30歳の時亡くなりましたが、その後もひとりで、毎月同じようにお参り続けておりました。

また、当時帝国ホテルの東光庵（茶室）での裏千家のお稽古に通っておりました。
80歳になられる丸田宗紀先生は、とても美しく、心構えに重きをおいたお言葉は、とても凛々しく聞こえました。

後に、阿闍梨さまから「和貴」をいただき、茶の湯の先生から学んだ精神が、私の人生の道しるべとなって行きました。

お商売や飲食業につながる縁もない私が、これまで歩み続けてこられましたことは、お客様みなさまのお陰でございます。
そして、お支え下さる皆様に心から深く感謝を申し上げます。

一期一会を心とし、これからも歩み続けて参ります。
ありがとうございます。